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90代県議会議長になった嘉見博之(かみひろゆき)さん   2016/3/20 10:44
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90代県議会議長になった嘉見博之(かみひろゆき)さん 決断力とリーダーシップに定評がある。同僚議員から一目置かれる存在でありながら、気さくな人柄で常に周囲に人が集まる。議長就任前まで会長を務めた自民系第2会派・明政会の所属議員は2015年の改選後、5人増えて13人になった。

 地元の中学を卒業後に就職し、20歳で父親と2人で電気工事会社を立ち上げた苦労人。「若いころは世の中の不条理を何度も味わった」と述懐する。政治信条は「流した汗が報われる社会の実現」。「弱者の目線に立ち、格差やゆがみを正すのが政治の役割」と言い切る。

 人口減少問題や防災・減災対策など県政の課題は山積している。二元代表制の一翼を担う県議会のチェック能力に向けられる県民の目線は厳しい。就任後の記者会見では「徳島は正念場を迎えている」と述べ、議会の機能強化の必要性を指摘した。

 「最近、パフォーマンスだけ、大衆迎合するだけの政治家が増えたような気がする」と危惧する。県幹部に対して是々非々の立場を貫くべきだとの考えを強調。県政の課題の本質に迫り、前進させる議会運営に邁進する考えだ。

 阿南市議を経て1999年4月の県議選で初当選し、現在5期目。選挙の裏方としての実力は与野党問わず認める。自民党が下野した後の2009年10月から県連幹事長を務め、その後の国政選で全勝を収めた。議長職に専念するため幹事長は退任したが、夏の参院選や次期衆院選の行方に気をもんでいる。

 「当分の間は次々とスケジュールが入り忙しくなりそうだ」と笑顔を見せる。趣味のマージャンや銭湯通いは遠のきそうだ。阿南市桑野町幸堂の自宅で妻、長男夫婦、孫2人の6人暮らし。68歳。