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県教育長になった美馬持仁(みまよしひと)さん   2016/4/2 10:33
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県教育長になった美馬持仁(みまよしひと)さん 教育長と教育委員長を一本化し、昨年4月に発足した新教育委員会制度に基づく最初の県教育長。子どもの学力や体力向上、いじめ問題など山積する教育課題への迅速な意思決定が求められている。「教育委員や県民の意見をしっかり反映した施策を策定する必要があり、重責を感じる」と表情を引き締める。

 最も重視する施策にキャリア教育と消費者教育を挙げる。県は現在、消費者庁の誘致に取り組んでいる。「社会や技術の変化が激しい時代を生き抜くためにも、しっかりとした消費者意識や職業観を養う教育は重要だ」。学校への積極的な情報発信や小中高校が連携した指導を通じて、子どもの「生きる力」を伸ばす考えだ。

 18歳選挙権の導入に向けた主権者教育も重要テーマ。昨年、校長を務めていた徳島科学技術高で、県選管などと連携し県内で初めての模擬投票を行った。「生徒の政治への関心は思った以上に高い。自分の意見を持てる子どもをどう育てるか、教員が力を合わせて考える必要がある」と課題を挙げる。

 日和佐高や城北高などで英語教員を21年間務めた経験から、英語教育への思い入れは強い。県教委は高校生対象の「英語村」の取り組みなどを進めており、「やる気を育てることに重点を置き、コミュニケーション力の高いグローバルな人材を育てたい」。

 大学1年の時に始めた競技かるたは六段の腕前。「老若男女が年齢や性別の垣根を越えて対戦できるのが、かるたの魅力。競技相手ともめることがあっても、言葉を尽くして最後は理解し合えるところが教育に似ている」と笑う。徳島市北矢三町3で妻と2人暮らし。55歳。