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徳島信用金庫理事長に就任した山本忠義(やまもとただよし)さん   2016/6/22 11:10
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徳島信用金庫理事長に就任した山本忠義(やまもとただよし)さん 21日に徳島市で開かれた総代会と理事会で、撫養裕理事長からバトンを引き継いだ。「お客さまに信頼してもらい、安心して取引してもらえる金融機関にしていく。そのためには正確な事務処理を一層推進していきたい」。最初に金融機関の基本ともいえる業務の強化を挙げた。

 人口や事業所の減少が進み、徳島県内の金融機関を取り巻く経営環境は厳しい。金利低下で貸出金利息も減少するなどし、徳島信用金庫の2016年3月期決算は減収減益。他の金融機関との競争も激しく、「信用金庫は一番身近な金融機関。取引先の懐に入り込み、胸襟を開いて対応しないと信頼を得られない」と表情を引き締める。

 課題に挙げるのは、取引先が必要とする提案セールスの強化。「『御用聞きセールス』から脱却しなければならない」と述べ、そのために「自分自身で考え、実践できる職員を育てていくしかない。時間はかかるが根気強く進めたい」と人材育成の強化も図る考えだ。

 1977年に徳島信金に入り39年。うち30年余りは店舗勤務で営業の第一線で活躍してきた。「(目標の)数字をクリアしたときの達成感もあるが、取引先との信頼関係を結べたときの喜びが大きい」と醍醐味を語る。常務理事、専務理事時代も1年の約半分は各支店長と一緒に新規顧客らを訪れた。

 「現場に出掛けるのは苦にならない。理事長になっても取引先を訪れ、頂いた意見を経営に生かしていきたい」と意気込む。徳島市富田橋1。62歳。