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5年連続で夏の甲子園出場を決めた鳴門高監督森脇稔(もりわきみのる)さん   2016/7/29 11:02
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5年連続で夏の甲子園出場を決めた鳴門高監督森脇稔(もりわきみのる)さん 「投打の歯車がかみ合っていない」と感じ、試合開始前、選手には強い口調で勝利に執着するよう説いた。史上初となる全国高校野球選手権徳島大会の5連覇に「(勝利の)神様が振り向いてくれた」と白い歯を見せた。

 自身の采配を振り返って「思い切りがなかった」と反省の弁も。相手投手を攻めきれず、試合は1点を争う接戦になった。

 常々、選手には野球を通じて「何事も最後まで諦めず、粘り強い人間になってほしい」と思っている。ナインは九回、一打同点のピンチをしのいで勝利を収めた。成長ぶりを実感して胸を熱くした。

 鳴門市で生まれ育った。鳴門高野球部で主将を務め、法政大卒業後の1985年、母校の監督となって10年間指揮した。2007年に復帰し、甲子園常連校に育て上げた。

 教え子の3人が打撃、バッテリー、守備コーチをそれぞれ担当。練習には熱心なOBも駆け付け、監督の目の届かない部分を補っている。「5連覇はコーチ、OBはもちろん、関係者らみんなのおかげ」と感謝した。

 監督として春夏合わせて8度目の甲子園。夏の大会では13年に8強入り。しかし、その後の2年間は初戦で敗退している。

 「負けて帰ってくるたびに、行かなきゃよかったと後悔する」と明かす。3連敗するわけにはいかない。「河野が今日のような投球をすれば、心配ないでしょう」とエースの左腕に厚い信頼を寄せる。

 学校では公民の教諭として教壇に立ち、時間を見つけては時事問題の書籍を読んで息抜きする。鳴門市撫養町で妻と2人暮らし。55歳。