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徳島ヴォルティスの監督に就任したリカルド・ロドリゲスさん   2017/1/11 11:00
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徳島ヴォルティスの監督に就任したリカルド・ロドリゲスさん クラブ初の外国人監督は、10日の記者会見で就任後初めて公の場に姿を現した。サッカーの指導者となって20年目。「徳島ヴォルティスで監督ができることをうれしく思う」。スペイン語でそう話し、目標としていた日本のチームで指揮が執れることに感謝の気持ちを示した。

 母国スペインのユースチームでプレーしていた17歳の時、試合中に左膝十字靱帯を断裂してしまう。大けがを機に指導者への転身を決め、地元オビエド大ではスポーツ科学を専攻、博士号を取得した。

 「けがはつきもの。だが、それを乗り越えることができれば、一回り強くなれる」。プロ選手にはなれなかったが、指導者としてスペインやメキシコ、サウジアラビア、タイのクラブチームを渡り歩き、挫折を乗り越えた経験を選手たちに説き続けてきた。

 監督就任に際し、自分が考えるサッカーとチームの現状をクラブ側と入念にすり合わせた。海外で培った確かな眼力で、選手の特徴の把握に努める。

 チームの印象は「能力のあるいい選手が多い」。年々、レベルが向上するJ2リーグ。激戦を勝ち抜きJ1昇格という目標を達成するため、選手同士をより激しく競わせる方針だ。

 4日に単身で来県し、徳島市内のホテルで1人暮らしを始めたばかり。「徳島は街の静かな雰囲気や天候がオビエドと似ている。落ち着いたら(前任地の)タイに残してきた妻と息子を呼んで一緒に暮らしたい」。親しみ深い笑顔で会見を締めくくった。42歳。