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徳島県政策監に就いた福井廣祐(ふくいこうすけ)さん   2017/7/25 10:34
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徳島県政策監に就いた福井廣祐(ふくいこうすけ)さん 獣医師の免許を持ち、徳島県職員時代は動物や人の感染症対策、食品の安全対策などを担当する公衆衛生分野で汗を流した。その後、保健福祉部副部長や危機管理部県民くらし安全局長、県民環境部長などを歴任した。

 2016年3月に退職した後は、県環境整備公社理事長に。そして、このたび政策監にと声が掛かった。「県民の県政への期待は大きい。税金で働かせてもらっているという原点に立ち返り、謙虚さとスピード感を持って取り組んでいく」と意気込む。

 危機管理部と農林水産部、県民環境部を指揮する。中でも南海トラフ巨大地震や中央構造線活断層帯を震源とする直下型地震への対応は喫緊の課題で、「発生後の対応はもちろん、事前防災の充実強化にも努める」と力を込める。

 環太平洋連携協定(TPP)や欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)については「逆手に取って徳島の農産品の輸出戦略を強化したい」と話し、とりわけ獣医師として「畜産の再興にも力を注ぐ」と思いは熱い。環境面では、地球温暖化対策の一環で県庁の水素ステーション開設に携わった経験を踏まえ、水素を使った燃料電池バスの導入などを目指す考えだ。

 「曲がったことが大嫌いで、恐らく頑固」というのが性格の自己分析。「自分を律するために厳しい局面に身を置くようにしている」と心構えを語る。

 過去に2度、胃がんと大動脈瘤(りゅう)という大病を患った。その時、体調を考えて妻が作ってくれた料理が回復の大きな原動力になったという。そんな経験もあり、2年ほど前から「男の手料理」を勉強。「妻に教えてもらいながら、野菜中心の料理を作っている」と笑顔を見せた。徳島市東出来島町の自宅で夫婦で暮らす。62歳。