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徳島県信用保証協会会長になった酒池由幸(さかいけよしゆき)さん   2017/7/27 10:29
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徳島県信用保証協会会長になった酒池由幸(さかいけよしゆき)さん 中小企業の資金繰りを支える徳島県信用保証協会のトップに就任した。「県内企業の99%を占め、地域経済や雇用の担い手である中小企業を力強く支援し、徳島を元気にしたい」と力を込める。

 協会は中小企業が金融機関から融資を受ける際に債務保証をし、資金調達をしやすくしている。だが、中小企業の減少などで、信用保証を利用する企業は年々減少。2016年度の利用企業数は7618社と、ピークだった1999年度の1万4708社から半減している。

 「このまま中小企業が減り続ければ、中小企業を信用保証によって支える協会の存在意義さえ揺るぎかねない。企業の再生や事業承継、創業支援を積極的に進め、しっかりと中小企業を支えていきたい」

 79年に県庁入り。秘書課長や商工労働部長、企業局長などを歴任し、2016年4月から17年6月までとくしま産業振興機構理事長を務めた。

 県庁では商工行政に長年携わり、企業や金融機関、大学などに人脈を広げた。協会でまず取り組みたいと思っているのが大学に眠る研究や技術の活用。「徳島大は特許数が全国の大学で上位に入っていると聞く。技術力を持つ企業とのマッチングで新たな事業展開を生み出せれば」と言う。

 目指すのは「産学官をつなぐ中小企業の総合支援機関」。そのためには企業や大学の現場にこれまで以上に足を運ぶつもりだ。

 県庁時代、サッカー徳島ヴォルティスの設立準備に関わり、ヴォルティスへの思い入れは人一倍強い。今季の好調ぶりを話題にすると「J1昇格が楽しみなんです」と目を細めた。

 趣味は映画鑑賞と旅行。徳島市津田町の自宅で妻と義母の3人暮らし。60歳。