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9年ぶり7度目の夏の甲子園出場を果たした鳴門渦潮高監督・森恭仁(もりやすひと)さん   2017/7/28 09:39
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9年ぶり7度目の夏の甲子園出場を果たした鳴門渦潮高監督・森恭仁(もりやすひと)さん 就任3年目での優勝に「やっとやってくれた。この子たちなら必ず何とかしてくれると信じていた」と、胸に金メダルを輝かせる選手に優しいまなざしを向けた。
 
 県春季大会で準優勝に終わって以来、「敵は相手ではない。自分自身の内面的なものだ」と選手に言い続けた。1番から9番まで能力の高い選手はそろっている。県外の強豪校に練習試合で勝利して自信を植え付け、選手の内面を鍛えた。
 
 常々、「全力で走り続けろ。手を抜くな」と説く。ナインは一回に2点を先制した後、二回以降も得点を重ねて快勝した。ほとんどミスなく実力を出し切った選手に成長の跡を感じ、頼もしく思えた。
 
 城南高を経て京都教育大卒。高校3年のときには主将を務めた。2年時の秋の県大会では池田と対戦。翌年の選抜大会で4強入りした池田の本格派右腕から本塁打を放った。試合に敗れはしたが、「何であんなバッターに打たれたんだ」と、故蔦文也監督を怒らせたエピソードを持つ。
 
 この試合に池田の内野手として出ていたのが、板野を率いた和田哲幸監督。同学年の選手として共に汗を流したライバルと甲子園行きの切符をめぐって争った。「対戦して気持ちのいい相手。楽しい決勝戦だった」と充実感に浸った。
 
 今大会には次男が城南の右翼手として出場していた。1回戦で板野に敗れており、「城南が板野に託した千羽鶴は自分が甲子園に持って行く」。
 
 鳴門一、城南で1度ずつ甲子園出場を果たし、聖地で指揮を執るのは3度目となる。「まずは1勝して校歌を歌う」と控えめに話した。徳島市上八万町星河内。50歳。



鳴門渦潮が甲子園出場 高校野球徳島大会、板野に6-0