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県中学校文化連盟の会長になった秋山浩一(あきやまこういち)さん   2017/7/30 11:55
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県中学校文化連盟の会長になった秋山浩一(あきやまこういち)さん 「文化の持つ力」の大きさを実感した出来事がある。米ロサンゼルスの日本人向け補習授業校に赴任して2年目の2006年、現地の日本人が毎年8月に古里の伝統芸能を披露する催しで、徳島県人会員らの阿波踊りを見物した時のことだ。

 会場の広場で約20人が踊り始めると、さまざまな国籍の見物客が次々と輪に加わり、たちまち100人を超える大乱舞になった。「みんな笑顔で心から楽しんでいた。言葉や宗教の違いを超えて人々を結び付ける阿波踊りが誇らしかった」

 県内中学校の文化・芸術活動を振興するため15年度に発足した組織のまとめ役に就き、阿波踊りなど伝統文化の重みを改めて感じている。「部活動だけでなく、地域の伝統文化の継承に取り組む生徒の育成にも力を入れたい」と力を込める。

 3年目となる県中学校総合文化祭中央大会(11月23~26日、徳島市)では、新たに芸術作品を作るワークショップなどを開く。「大会を発展させるには、企画の質を年々高める必要がある」と改革に意欲的だ。

 1995年度まで7年間勤めた南部中の校長になって今年で3年目。生徒の中には当時の教え子の子どももおり、「親子で校長室を訪ねてくれるのがとてもうれしい」と目を細める。

 趣味はないと言う。「強いて挙げれば『見る阿呆(あほう)』になって阿波踊りを楽しむことかな」。ロサンゼルスから徳島に戻って以降、徳島市の阿波踊り(8月12~15日)には毎年、4日間欠かさず足を運んでいる。

 徳島市内の自宅で妻と2人暮らし。60歳。