徳島新聞Web

10月21日(土曜日)
2 2
21日(土)
22日(日)
将棋の第58期王位になった菅井竜也(すがいたつや)さん   2017/8/31 10:20
このエントリーをはてなブックマークに追加

将棋の第58期王位になった菅井竜也(すがいたつや)さん 「初挑戦で結果を残すことができ、本当にうれしく思っています」。徳島市の渭水苑で行われた第58期王位戦7番勝負の第5局で、6連覇中の羽生善治王位を破り、悲願を果たした。平成生まれでは初のタイトル保持者だ。感想戦で終始硬かった表情もインタビューでは消え、顔をほころばせた。

 序盤研究に定評があり、さまざまな新手を編みだしている。今シリーズでも意表を突く手を何度も披露し、観戦するプロ棋士らを沸かせた。「自分の好きな戦型ができたので良かった。羽生先生と対局できるということで、自分なりの考えがなければと強く思っていた」と振り返る。

 岡山生まれの25歳。5歳の頃、将棋を始めた父の影響で関心を持った。小学5年の時、全国小学生倉敷王将戦で優勝。17歳でプロ棋士になると、翌年の大和証券杯最強戦で優勝するなど頭角を現した。

 同じ平成生まれの中学生プロ・藤井聡太四段については「すごく強い。ただ自分たちの世代も簡単に負けるわけにはいかない」。

 地元の期待も強く、プロ入りと同時に発足した後援会は、菅井竜也杯将棋大会を定期的に開いている。第5局では、大勢の会員が徳島に詰め掛けた。「小さい頃からお世話になっている。応援があったからこそ勝てた」と感謝の気持ちを忘れない。

 ジョギングが日課で、自宅周辺などを6~10キロほど走って体調管理を図る。気分転換には格闘技のK-1観戦も。「対局後の寝られない時によく見ます」。岡山市の自宅で両親、姉との4人暮らし。