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健康相談
コリン性じんましん   2018/1/13 11:35
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コリン性じんましん 背中に発疹 痛みとかゆみ

 【質問】70代の主婦です。おととし8月に背中に赤い発疹が出て、ピリピリ、チクチクと痛み、背中がかゆくなりました。寒くなっていったん発疹は出なくなりました。ところが、昨年8月から再び発疹が出て、痛みとかゆみがあります。10月以降、発疹は出なくなりました。しかし、入浴して体が温まると痛みが出て、背中や頭がかゆくなります。入浴後には軟膏(なんこう)やローションを塗っています。症状はよくなりません。改善の方法はありますか。気を付けることは何ですか。

 県立中央病院皮膚科(徳島市蔵本町1)
 敷地孝法部長

 抗ヒスタミン薬が有効

 【答え】
 相談の症状はコリン性じんましんと思います。一般にじんましんは皮膚が赤くふくれる膨疹(ぼうしん)ができて、かゆみを伴います。コリン性じんましんは一つ一つが小さな膨疹で、かゆみ以外にチクチクした刺激や痛みが出ることが多いです。その他の特徴として<1>汗をかくことが少ない冬の運動などで症状が悪化する例はあるものの、通常は夏の暑い時期に症状が悪化する<2>じんましんと共に発汗を伴うことが多い<3>運動や入浴、辛味の強い食物を食べた時、緊張して体温が上昇した時に出やすい<4>10~20代に多い―などがあります。

 相談には<4>だけ当てはまらないものの、その他は全て合致します。典型的なコリン性じんましんで間違いないでしょう。

 コリン性じんましんの原因は明らかになっていません。皮膚の中で漏れ出た汗がアセチルコリンを誘発し、皮膚の肥満細胞を刺激してヒスタミンが出ます。これによって膨疹ができるのです。コリン性じんましんに遺伝性はありません。

 コリン性じんましんの治療はヒスタミンをブロックする抗ヒスタミン薬の内服が有効です。コリン性じんましんは10~20代に多く、特に小児は数カ月~数年で自然に治ることが多いです。ところが、成人は飲んでも効かないことがあります。その時は薬の種類を変えたり、飲む量を増やしたりして調節します。また塗り薬は一般的なじんましんと同様に効果はほとんどありません。

 じんましんが出ることにかなりのストレスを感じているようです。運動や入浴が心配になっているかもしれません。それでも、特にのどが腫れたり血圧が下がったりしなければ、運動や入浴で積極的に汗をかいて慣れていってください。