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遠くでトーク
新濱功啓さん(大阪ガス東京支社長)   2017/4/18 11:00
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新濱功啓さん(大阪ガス東京支社長) エネルギー以外にも幅広い事業を展開する大阪ガスに入社して29年目。総務部を振り出しにさまざまな部署を経験した。「チャレンジ精神旺盛な気風があり、現場に権限を持たせてくれる。自分の考えが反映されると『役に立っている』と実感できる」と語る。

 大学時代から会社の仕組みや組織の在り方を研究してきたことを生かし、特に労務管理の分野で手腕を発揮。入社1年目に考案した社員の能力評価制度が採用されるなど、社員のモチベーションを高め、仕事がしやすい環境整備に努めてきた。「具体的な目標を設定して全員で共有し、達成できたら皆で喜び合う。そういうシンプルな仕組みをつくるだけでみんな元気になった。社員が楽しくないとお客さまにいいサービスを提供できない」と言い切る。

 何事も自分で考え、実践するのがモットー。その原点は大学受験に失敗した挫折にある。予備校には行かず、当時城南高が設けていた卒業生が指導を受けられる補習科に通った。大学に合格した友人からも勉強法を聞くなどして自分に合うやり方を見いだし、翌年に見事合格することができた。「何事にも自分に最適な方法が存在する。それを見つけることが大切」と振り返る。

 自身の経験を基に、退職後は自宅のある大阪府門真市で、家庭の事情で塾に行けないが、やる気のある子どもを集め「寺子屋」のようなものを開く夢を温めている。

 年に3回ほど帰省する古里の活性化については「もっと関西の力を引き込むべきだ」と提案。「特に関西の大学と連携し、徳島の強みを生かすような研究をすればいい。徳島に貢献したいと思う人は関西にたくさんいますよ」とほほ笑んだ。

 しんはま・よしひろ 小松島市出身。城南高、京都大法学部を卒業後、1988年に大阪ガスに入社。総務部、秘書部、広報部などを経て2015年4月から東京支社副支社長、今年4月から現職。経済産業省との窓口になるなどエネルギー情報の受発信という支社業務を指揮する。東京都渋谷区在住。52歳。