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徳島県出身者・遠くでトーク
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毎週月曜日掲載
久米川正好さん(科学映像館理事長)
「賀川の生涯」など配信   2008/10/13 11:49
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久米川正好さん(科学映像館理事長) 埋もれている生命科学映画を活用、保存するため、フィルムで撮影された映像をデジタル化してインターネット上で無料配信する科学映像館。制作会社の協力を得ながら映画の収集を進め、昨年四月に発足させた。

 「科学映画は一九六〇年前後に数多く作られたが、存在すら知られていないものがある。そんな貴重な映像遺産を守り、教育や研究に利用できるようにしたい」。今は「賀川豊彦の生涯」を含めて百六十七本を配信し、視聴者数は三万人を超える。

 三十年ほど前、城西歯科大学(現・明海大学)教授だったころ、科学映画カメラマン・小林米作さん(故人)とともに骨に関する映画三本を撮影し、科学映画の素晴らしさを知った。

 映画は細胞によって骨が作られ、壊される様子をとらえた。「小林さんは、脚本なしで未知の世界に挑戦する人。映画から新たな事実が分かり、それを基に研究を進めた。私の研究の大半は、小林さんとともにあったともいえる」

 美馬市の重清小学校に通っていたころは戦争中。それでも「田舎だからか、学校から帰るとかばんを放り出して近くの吉野川で泳いだ」。上級生らと自由に遊んだ楽しい思い出があるという。

 大阪大学では口腔外科が専門だったが、米国留学から戻って口腔解剖学に転じた。「教育は歯に関することだったものの、研究は骨の分野が中心。分子生物学を持ち込んだり、骨硬化症に結びつく遺伝子を見つけたり、いろんなことにチャレンジした」と振り返る。

 科学映像館の配信サーバーの契約は、徳島市内の会社で「経済性を無視し、協力してくれてありがたい」と話す。「今後も趣旨に賛同してくれる人の助けを得ながら続けたい」と意欲を燃やす。

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 くめがわ・まさよし 美馬市美馬町出身。穴吹高校から大阪大学歯学部卒。同大学院を修了後、テキサス大学に留学。大阪大学歯学部助手、城西歯科大学(現・明海大学)口腔解剖学助教授を経て、1971年から2002年まで同教授。07年から現職。埼玉県川越市在住。74歳。

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