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徳島県出身者・遠くでトーク
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毎週月曜日掲載
徳元康浩さん(不動産鑑定士)
”裏方“仕事にやりがい   2010/8/9 10:05
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徳元康浩さん(不動産鑑定士) 土地、建物などの適正な経済価値を鑑定する不動産鑑定士。東京・板橋のマンション一室に自宅を兼ねた個人事務所「藍不動産鑑定所」を構え、顧客の要望に応えている。メーン業務は不動産の鑑定評価だが、土地の有効利用に関するコンサルティングまで幅広くこなす。

 14年余勤めた都内の鑑定事務所を退職し一念発起。昨年3月、独立した。「自分がどれだけできるのか、まだチャレンジできる年齢だと考えて思い切った」と言う。

 開業当時は100年に1度の不況といわれていたが「市場はマイナスから、自分もゼロからの出発。後は上昇するだけ」。プラス思考を忘れない。

 独立後、まず立ちはだかったのは顧客の獲得だが、これまで依頼は途絶えたことがないという好調ぶり。「現在の自分があるのは前会社の先生の長年にわたる指導や知人、友人のサポートのおかげ」と笑みを浮かべる。

 表舞台に出ることはなく、裏方役の多い地味な仕事だが「鑑定を通じて人を救うこともできる」と語る。その一例に挙げたのが、独立前に担当した東北の温泉ホテルへの不動産評価。売却額をめぐり長期間係争していた当事者に適正評価額を提示したことで早期解決につながった。

 「裁判が長引けばホテルの存続や従業員の雇用問題にまで発展する可能性もあり、多くの人に感謝された。この仕事に強くやりがいを感じた」

 帰省は年2回ほどだが「帰るたびに幹線道沿いの店舗がなくなっている」と寂しさを隠せない。「地方都市はどこもそうだが、人口が減り、建物を壊した跡に新築されない。この先どうなるのか」と古里を案じ、「何かお役に立てることがあればいいのだが」と話した。

 とくもと・やすひろ 徳島市出身。城北高、上智大卒。不動産鑑定事務所の取締役を経て「藍不動産鑑定所」を設立、同社代表に就任。東京都板橋区在住。40歳。

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