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文化財を巡る
文化財を巡る
地域に伝えられてきた文化財を随時紹介します。
2007年5月2日から連載
牟岐音頭(牟岐町)
顔隠す一文字がさ特徴   2009/7/1 11:52
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牟岐音頭(牟岐町) 太棹(ふとざお)三味線の演奏と情感あふれる語り、打ち鳴らされる拍子木に合わせ、両手をゆっくりと動かしながら踊る牟岐音頭。毎年、8月13?15日のお盆に牟岐町内の路上や寺の境内などで遺族らが「新仏供養」のために行う。1972(昭和47)年に町の無形民俗文化財に指定された。

 牟岐音頭の起源は詳しく分からないが、約120年前に地元の三味線奏者が浄瑠璃を基に作られた詞に節をつけ、拍子木を入れて仕上げたとされている。踊り子は幕を垂らした一文字がさをかぶり、顔を隠して踊るのが特徴。

 かつては町内全域で踊られていたが、三味線奏者や語り手らの高齢化で後継者が少なくなり、1999年には一時衰退。しかし、翌年には地域の伝統文化を後世に伝承する目的で住民による保存会「牟岐音頭会」が結成され、後継者を育成。今では牟岐、中村両地区の3カ所で行われている。

 同会の樫谷千重子会長(61)は「100年以上前から受け継がれてきた地域の文化をしっかり後世に残したい」と話している。
【写真説明】一文字がさをかぶり牟岐音頭を踊る人たち=牟岐町牟岐浦

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