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文化財を巡る
文化財を巡る
地域に伝えられてきた文化財を随時紹介します。
2007年5月2日から連載
東福寺の山門(つるぎ町)
随所に禅宗様の特徴   2009/9/16 11:11
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東福寺の山門(つるぎ町) 推定樹齢250年の大木のサツキで知られるつるぎ町貞光木屋の四国曼茶羅霊場第70番札所・東福寺。寺の正面で参拝客らを迎える荘厳な山門は、1976年につるぎ町有形文化財に指定された。

 柱の間が三つある「三間一戸楼門」で、高さ約11メートル、間口6・6メートル、奥行き4・86メートル。壁はすべて板壁で、中央の柱間に扉はついていない。左右の柱間には仁王像が安置されている。

 1896(明治29)年に宮大工・切上勇吉氏によって建立された。建築様式は、和様と禅宗様の折衷。礎石と礎盤を重ねた上に反った柱を配置するなど随所に禅宗様の特徴が見られる。高欄の柱上にもハスの花を逆さに垂らした形の禅宗様独特の飾り「逆蓮頭」が付く。一方、屋根は入母屋造りの本瓦ぶきになっている。

 2階の柱間を1階よりやや狭くするという、美へのこだわりも感じられる。つるぎ町文化財保護審議会長の沖田定信名誉住職は「全体のバランスや建築技術などが絶妙。寺の信仰力を表す大切な財産として守り続けたい」と話している。
【写真説明】和様と禅宗様の折衷様式を特徴とする東福寺の山門=つるぎ町貞光

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