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旧真鍋家住宅(三好市)
たばこの資料館に   2010/12/29 10:23
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旧真鍋家住宅(三好市) 三好市池田町中心部の本町通りにあり、明治時代からたばこ製造所として栄えた旧真鍋家。うだつの様式を代表する建物として1996年に旧池田町が町文化財に指定し、その後郷土の歴史を伝え残そうと町が購入。99年に阿波池田たばこ資料館としてオープンした。

 旧真鍋家は築約100年。母屋とたばこ工場を改修した資料館、離れ座敷に分かれる。資料館には写真や各種台帳など約200点を展示。昔ながらの手作業による刻みたばこの製造工程もイラストと人形模型で解説している。中でも、葉タバコを刻む機械「剪(せん)台(だい)」を扱う実物大の人形が目を引く。

 買い入れ台帳からは、産地ごとに品質が違う葉タバコのブレンド割合が製造業者ごとに異なることも判明。より好まれる刻みたばこの開発に業者が試行錯誤していた様子がうかがえる。

 通りに面した母屋には火鉢とキセルが用意され、刻みたばこが無料で試飲できる。2階は市民ギャラリーとして展示会などに利用されている。

 趣のある中庭を眺めながら、たばこで栄えた歴史に思いをはせるのも楽しみの一つだろう。