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瀬戸内寂聴
「他人のために生きて」 寂聴さん、京都で法話   2017/7/17 14:08
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「他人のために生きて」 寂聴さん、京都で法話 徳島市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(95)が16日、京都市の寂庵で法話の会を開いた。自然災害や病気で多くの人命が失われている現状を踏まえ「命はいつまであるのか誰にも分からない。生きている間は他人のためになることをしましょう」と訴えた。

 寂聴さんは約150人の参加者を前に、天台宗の開祖・最澄が慈悲の在り方を説いた「忘己利他(もうこりた)」という言葉を紹介し、「私たちは人を幸せにするために生まれてきた。他人が困っていたら助けるのが人間の道よ」と語り掛けた。

 3月に心臓を手術し、最近になって体調の回復を実感しているという寂聴さん。「体が良くなってもぼけることが怖い。小説の注文はまだ入っているから、ぼけているとは思われていないみたい」とちゃめっ気たっぷりに話した。
【写真説明】「他人のために尽くそう」と訴える寂聴さん=京都市