北朝鮮による横田めぐみさん拉致事件を題材にした舞台「めぐみへの誓い」が来年1月に上演されることになり、両親の横田滋さん、早紀江さんらが出席して制作発表の記者会見が18日、東京都内で開かれた。
劇団夜想会の制作。脚本・演出の野伏翔さんによると、脱北者の証言などから類推した創作も交え、拉致された10代のころや北朝鮮の強制収容所での厳しい生活を描く。大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元死刑囚や、日本語教育係とされる拉致被害者田口八重子さんの苦悩も取り上げる。
めぐみさん役は拉致事件までが中学2年の内田菜月さん、事件後は早稲田大1年の木村彩花さん。
滋さんを俳優の小野寺昭さん、田口さんを川上麻衣子さんが演じる。
会見で滋さんは「演劇も大きな力になる」と話し、早紀江さんは「想像しないようにしてきた北朝鮮での生活が描かれるので(まともには)見られないだろう」と複雑な胸の内ものぞかせた。田口さんの長男、飯塚耕一郎さんは「風化させずに運動を継続することが一番重要。感謝したい」と語った。
【写真説明】 舞台「めぐみへの誓い」の制作発表記者会見に臨む横田滋さん、早紀江さん夫妻。後列は左から木村彩花さん、内田菜月さん=18日午後、東京都新宿区