「奥州街道」など11件を史跡に 文化審議会が指定答申 2009/11/20 15:18
文化審議会(西原鈴子会長)は20日、五街道の一つで江戸と東北を結んだ「奥州街道」(岩手県一戸町、岩手町)や、幕末に最初の英国公使館が置かれた「東禅寺」(東京都港区)など11件を史跡に新規指定するよう川端達夫文部科学相に答申した。
また昭和初期に完成した「末浄水場園地」(金沢市)など2件を名勝に、住民の活動で水質が改善した「志布志のカワゴケソウ科植物生育地」(鹿児島県志布志市)を天然記念物にそれぞれ指定するよう答申。「光臺院庭園」(和歌山県高野町)など6件を登録記念物にすることを求めた。
近く答申通り告示される予定で、史跡は1661件、名勝357件、天然記念物980件、登録記念物は52件となる。
奥州街道は江戸期に整備された幹線道路で、参勤交代や物資輸送などを担った。現在も一戸町の一戸宿周辺には当時の街道跡などが残っており、近世の交通事情を知る上で貴重と評価された。
東禅寺は、幕府の開国に伴い1859年に英国公使館が置かれた場所。尊王攘夷派による襲撃事件が2度起こるなど幕末の激動の舞台となった。