国宝、飛鳥美人に会いませんか 奈良・高松塚をCGで再現 2009/11/20 17:33
特殊なゴーグルを着けて高松塚古墳(奈良県明日香村)を眺めると、石室が浮かび「飛鳥美人」が現れる―。コンピューターグラフィックス(CG)で再現した遺跡の映像を、現実の風景に重ねて見せる新技術を東大の研究室が開発。20日までに、在りし日の高松塚の情景がよみがえった。
高松塚の石室は、劣化した壁画を修復するため2007年に解体された。現在は復元された芝生張りの墳丘があるだけだが、新技術により、石室に入って女子群像(飛鳥美人)や四神図の「玄武」「青竜」など、壁や天井に描かれた国宝壁画を間近に見る仮想体験ができる。
東大の池内克史教授(情報工学)は「外から眺めても墳丘は土の山だが、中にあった石室や壁画を重ねれば、高松塚をより深く知ってもらえる」と期待している。
CGは06年に奈良文化財研究所が撮った石室などの高精度な写真を使って作成。この技術を使ったイベント「バーチャル飛鳥京プロジェクト」が21〜23日、国営飛鳥歴史公園(明日香村)で開かれ、希望者は実際に「高松塚の石室見学」をすることができる。