文科相「アニメ殿堂」中止で陳謝 元設立準備委員に 2009/11/20 17:07
川端達夫文部科学相は20日、「アニメの殿堂」と批判された「国立メディア芸術総合センター」設立準備委員会の元委員6人と懇談し、「建設に向けた議論をしてもらったが、中止を決めた。この時期まであいさつもせず、申し訳ない」と陳謝した。
準備委は、麻生政権下の経済対策に同センター整備費として117億円が盛り込まれたのを受けて、8月にセンターの事業内容を定めた基本計画をまとめたが、政権交代で9月に建設中止が決定。川端氏は「財政が厳しいと同時に、これからは施設整備から人材育成などに重点施策を転換しようと考えた」と説明し、理解を求めた。
懇談では、元委員側が漫画やアニメなどの制作者育成や、民間の漫画図書館など既存の関連施設の連携強化への国の支援を要望。元委員で漫画家の里中満智子氏は懇談後、記者団に「メディア芸術が発展するための方法を一緒に話し合うのは有意義だ」と語った。
文化庁は来年度予算の概算要求で、既存施設の連携事業などメディア芸術関連で計17億円を計上。元委員の意見は事業運営に反映させる。