中国、インフル死者数を隠ぺいか 専門家、2億人感染も 2009/11/19 13:18
【北京共同】19日付の中国紙、広州日報によると、広東省の広州市呼吸疾病研究所の鍾南山所長は18日、中国の新型インフルエンザの現状について「一部の地域では死者数を隠ぺいしており、公表されている数字は全く信じられない」と述べ、情報の透明性を高めるよう呼び掛けた。
鍾所長は中国の感染症対策の第一人者。中国本土の感染者数などは公表数より多いと指摘されていたが、専門家が認めたのは初めて。衛生省の発表では16日までの感染者数は約6万9千人で死者は53人。
また鍾氏は流行のピークには人口の1〜2割を占める「1億3千万〜2億6千万人が感染する可能性がある」との見通しを示し、積極的な対策をとらなければ、国内総生産(GDP)が約0・5%減少すると警告した。同紙はピーク時を特定していない。
鍾所長は、2003年に中国で新型肺炎が流行した当初、感染者数を隠ぺいしていた政府側の見解に異論を唱えて一躍有名となった。