消化器系がんを9割検出 金沢大グループが新技術 2009/11/20 11:27
金沢大学の金子周一教授らの研究グループが血液中の遺伝子の変化から、胃がんや消化器系のがんの有無を判別する技術を、世界で初めて開発したことが20日分かった。
研究グループの説明では、この技術でがんを検出する確率は約9割で、従来の手法に比べて大幅にアップ。特別な薬剤の投与やエックス線の被ばくなどがなく、安価で短期間で検査できるという。既に特許を申請しており、来年末にも北陸地方の病院で健康診断などに応用する考え。
研究グループは、消化器系のがん患者の血液分析で、多くの種類の遺伝子の数が増減するなど特有な異常を発見した。
採取した血液から抽出したリボ核酸(RNA)に蛍光試薬を加え、光を当てて反応や異常を観察、がんの有無を判断する。胃や大腸、膵臓、肝臓など消化器系のがん患者約40人と、健康な人13人の血液で試したところ、約9割についてがんの有無を正しく診断できたという。
これまでの腫瘍マーカーの検査では的中率が3割程度だった。また2・5ccの採血で診断が可能な上、検査費用も10万円以下で、検査期間も3〜4日と短くて済む。