頭の骨の先天的異常でひたいに大きなこぶがあり、国立病院機構岡山医療センター(岡山市)で除去手術を受けたミャンマー人の男児トゥー・チャー・アウンちゃん(1)が20日、退院した。東京などに滞在した後、27日に帰国する予定。
母親(27)に抱かれ同センターの玄関に姿を見せたアウンちゃんは鼻のばんそうこうが目立つものの元気そう。出迎えた近くの保育園の子どもらが「おめでとう」と声を掛けると、笑顔で手をたたいて応えた。
退院に先立ち記者会見した青山興司院長は「チームで助けることができた」と話し、母親も「心配だったが、手術が成功してよかった」と安心した表情だった。
同センターによると、アウンちゃんは約14時間にわたる手術でこぶを切除し、胸の軟骨で新たな鼻筋を形成した。術後の経過は良好という。
アウンちゃんはミャンマーで「脳瘤」と診断され、2回手術を受けたが、経済的事情で治療を中断。放置すると生命の危険があることから国際医療団体「ジャパンハート」(東京)の支援で10月下旬に来日。同センターで手術を受けた。
【写真説明】 頭部のこぶの除去手術を受け元気に退院するミャンマーのトゥー・チャー・アウンちゃん=20日午前、岡山市北区