持病ある人には慎重接種を 厚労省の専門家検討会 2009/11/21 13:54
新型インフルエンザの国産ワクチンの安全性を、副作用報告に基づいて評価する厚生労働省の専門家検討会は21日、ワクチンの基本的な安全性を認めつつ、重い基礎疾患(持病)のある人に対しては、医師が接種の可否を慎重に判断した上で接種を進めるべきだとの見解をまとめた。
厚労省の今月19日までの集計では、接種を受けた約450万人のうち、重い副作用の報告は68人(0・002%)で、昨年度の季節性ワクチンでの0・0003%より頻度は高め。うち13人が接種後に死亡した。
この集計分とは別に、8人の死亡が追加報告され、接種後の全死者は計21人と判明した。死者は全員が持病のある50〜90代の男女だった。
検討会は死亡事例について「接種と死亡が偶発的に重なった可能性は否定できない。因果関係が評価できないものもあるが、大部分は持病の悪化などによる死亡の可能性が高く、ワクチンに安全上の明確な問題があるとは考えにくい」と判断。
ただ、重い持病のある患者はワクチンの副作用が重大な結果につながる可能性も完全には否定できないとして、医師に対し、接種後にも十分な観察を求めた。