絶滅が危ぶまれるアムールトラなど希少動物が多く生息するロシア沿海地方の「タイガ」と呼ばれる森林地帯を守ろうと、日本の環境保護団体や企業が12月2日に支援組織「タイガの森フォーラム」を設立する。
対象の森林地帯は、アムール川支流域の115万ヘクタールで、世界最大のトラで野生はわずか約500頭とされるアムールトラのうち約50頭のほか、シマフクロウや多様な昆虫、魚類が生息。
山菜採取や狩猟の半自給生活を営む先住民が森と共生し、国連も生物多様性の観点から価値を認めているが、保全体制が不十分で中国の木材需要などを背景に周辺の森林伐採が進んでいる。
フォーラムには先住民と交流のある環境NGOや日本企業のほか、作家のC・W・ニコルさんら個人約20人が参加。現地NGOと連携して、連邦政府などに開発を許可しないことや保護措置を働き掛ける。先住民との交流ツアーや情報発信、先住民が集めたはちみつの販売も計画している。
12月2日は、東京都渋谷区の東京ウィメンズプラザで設立記念イベントを開催。問い合わせはFoEジャパン、電話03(6907)7217。
【写真説明】 森林地域から保護されたアムールトラ=08年9月、ロシア・ハバロフスク地方(FoEジャパン提供)