二審も元メンバー無期懲役 4人リンチ死事件 2009/8/18 17:35
架空請求詐欺グループの仲間割れで男性4人がリンチを受け死亡した事件で、殺人や傷害致死などの罪に問われた元メンバー阿多真也被告(31)の控訴審判決公判で、東京高裁は18日、無期懲役とした一審の千葉地裁判決を支持、検察、被告側双方の控訴を棄却した。
被害者4人に対し被告の殺意が何人まで及んでいたかが争点だったが、長岡哲次裁判長は、殺害3人、傷害致死1人との検察側主張を認めず、殺害2人、傷害致死2人と認定した一審判決を踏襲した。
判決によると、阿多被告は元グループリーダー清水大志被告(30)=死刑判決で上告中=らと共謀し2004年10月、架空請求詐欺で得た金を奪おうとした仲間4人を監禁。リンチで2人を殺害し、2人を死亡させ、遺体を茨城県内に埋めた。
判決理由で長岡裁判長は「冷酷で残忍な犯行」と指摘。その上で、被告の自首が共犯者の摘発や被害者の遺体発見につながったとして「死刑がやむを得ないとまでは言い難い」と判断した。
被告側は、被告の自首などを考慮し有期懲役とするよう求めていた。