小5死亡体罰訴訟で市に賠償命令 北九州、880万円 2009/10/1 14:14
北九州市で2006年、市立小5年の永井匠君=当時(11)=が自殺したのは担任だった50代の女性教諭=既に退職=の体罰などが原因として、両親が市に約8100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部(岡田健裁判長)は1日、約880万円の支払いを命じた。
判決後、両親は記者会見し、父昭浩さん(48)は「大変うれしい。皆さんの支援のおかげだと思っている」と話し、母和子さん(48)は「二度と同じことが起きないように市は再発防止に取り組んでほしい」と述べた。
両親は「学校でしかられ、体罰を受けたことが動機で、数十分後に自殺した」と主張。市は「教諭は胸元から肩付近をつかんだが、10秒に満たない程度で体罰には当たらない。自殺は予見できず、学校側に過失はない」と反論していた。
訴状によると、教諭は05年4月ごろから、匠君の頭を殴るなどの体罰を繰り返し、06年3月には、匠君が振り回した棒状に丸めた新聞紙が女子児童に当たり、教諭は匠君の胸ぐらを両手でつかんで床に押し倒した。その後、匠君は学校を飛び出し、自宅で首をつって自殺した。