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社会
「黒い雨」最大で50ミリグレイ 京都大が被ばく線量推計   2010/2/27 19:30
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 原爆投下直後の広島で降った「黒い雨」による被ばく線量は最大50ミリグレイで、爆心地から約2・1キロで直接被爆した場合と同じレベルになるとの推定結果を京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)らの研究グループが27日、広島市郊外の民家などの床下3カ所で採取した土壌のデータ解析などを基にまとめた。
 被爆直後の調査で、黒い雨による放射線が唯一直接観測された、爆心地の西2〜3キロ地区での推定値(最大約30ミリグレイ)とも整合。今回の調査地点には被爆者援護法の援護対象外の地区も含まれ、援護拡充を国に求める市や住民への追い風となりそうだ。
 50ミリグレイは原発作業員などの1年間の許容線量にほぼ匹敵するが、今回の数値は、人体が屋外で2週間、雨や空気にさらされ続けた場合の累積値。実際には家屋への出入りがあるため、受けた線量はより低いと考えられるという。
 今中助教は「雨に汚染された食物の摂取による内部被ばくなどの検討を含め、実態把握にはさらなる検証が必要」と話している。
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