菓子を使って作った非常食を試食する下浦西福寿会のメンバー=石井町浦庄の日吉福祉センター

 南海トラフ巨大地震に備え、石井町浦庄の老人クラブ「下浦西福寿会」(53人)が年間を通じた防災の学習会を始めた。年4回程度開く予定で、12日には地区の福祉センターで17人が初の学習会に臨み、被災時の対応などを学んだ。

 町地域防災交流センターと町防災対策課の職員が講師を務め、食料確保策などを解説。停電時には備えて常温保存できる食材が重宝することや、飲み水が1人1日当たり3リットル必要なことを説明した。

 また、非常用調理袋を使ってコメとツナ、塩昆布を炊いたり、ジャガイモを素材にした菓子を湯でふやかしてポテトサラダを作ったりして試食した。食材を多めに買い置いて食べながら更新していく「ローリングストック」の手法も紹介され、参加者は熱心に聞いていた。

 災害弱者になりやすい高齢者が地区に多いことから、知識や対策を身に付けるとともに防災意識を持続させようと企画した。次回は不要品で防災頭巾を作る予定。最終回は2017年1月17日の町防災訓練に参加する。

 藤本益子会長(66)は「より身近な集落単位で防災を考えることは重要だと思う。毎回一つでも新たな防災知識を持って帰ってもらえれば」と話した。