津波で浸水する区域や避難所などを表示した県内市町村のハザードマップの企画展が、北島町の県立防災センターで開かれている。14日に熊本県で震度7の大地震が発生したばかりとあって、訪れた人は真剣な表情で見入っている。5月8日まで。
転勤や進学を機に見知らぬ土地で生活を始めた人たちに、避難経路を把握してもらい、南海トラフ巨大地震への防災意識向上につなげるのが目的で、初めての試み。
最新版を作製中だったりホームページ上だけに公開していたりする5町を除く、徳島市や鳴門市など19市町のマップがファイルにとじられ、手に取って見ることができる。松茂町や北島町など11市町村分はパネルに入れて掲示もしている。
親子4人で訪れた川口麻紀さん(40)=徳島市方上町=は同館の体験コーナーで震度7を体感した後に立ち寄り「熊本は震度7だったので相当の揺れだったと思う。夜でも慌てず避難できるよう、逃げ道をしっかり頭に入れておきたい」と話していた。