小松島市議会は17日、同市横須町の市総合福祉センターで、市民から市政への意見を聞く「タウンミーティング」を開いた。初回のこの日はごみの焼却処理をテーマに議論した。
市衛生組合連合会の役員として環境美化活動などに取り組む市民21人と、市議17人のうちの16人が参加。築36年で老朽化が目立つ市の焼却施設の現状や広域処理と市単独処理のコストの違いなどを市議が報告した後、徳島大地域創生センターの澤田俊明客員教授(61)の司会で意見を出し合った。
広域処理を求める市民からは「交付金が出るためコストが低い」「市に誘致すれば雇用も生まれる」などと意見が出た。「ごみの減量化のためリサイクルを促し、小さな焼却施設にすれば市だけでも運営できる」と単独処理を支持する声もあった。
市議会は2009年から市内で議会報告会を開いてきたが、参加者の減少や固定化が目立つようになったため、内容を見直した。今後も開くことにしているが、次回の開催時期は未定。