鳴門市大麻町の大麻比古神社で18日、神前で沸かした湯をササの葉で振りまき、厄払いする「湯立神楽(ゆたてかぐら)」の神事があった。
境内の社殿前に直径80センチの釜が置かれ、神職が火打ち石で釜下のまきに点火。圓藤恭久宮司が祝詞を上げた後、みこが両手に持ったササを湯に浸し、四方に高く振り上げてはらい清めた。
この湯のしぶきを浴びると、病気や災難に遭わないとされ、参拝者約100人が1年間の無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願していた。
大麻比古神社の湯立神楽は毎年、旧暦の3月12日に営まれている。