きたなだ海の駅に完成した小型風力発電施設「風レンズ風車」=鳴門市北灘町

 鳴門市北灘町の「きたなだ海の駅」に小型風力発電施設「風レンズ風車」1基が完成した。発電効率を高める「集風レンズ」と呼ばれるリングが羽根の外側を囲っているのが特徴で、自然エネルギーの普及や環境学習に活用しようと徳島県が整備した。

 風レンズ風車は九州大工学部が開発。特殊形状のリングが、受ける風力を1・3~1・5倍にし、出力は同サイズの一般的な風力発電の約3倍になる。

 設置された風車は出力5キロワットで、年間約13万円分を発電する。風車の直径は約3メートルと小さいため場所をとらず、騒音も少ない。事業費は885万円。

 海の駅を運営する北灘漁協の松下有宏組合長(57)は「海からも丘からも目印になる。自然エネルギーを広めるため多くの人に見に来てもらいたい」と話している。

 23日の「桜鯛(だい)祭り」に合わせてお披露目式が予定されている。