美術を通じて豊かな感性を育む「第14回徳島県こども美術展(こども県展)」(県美術家協会、徳島新聞社など主催)の審査が15日、徳島新聞社であった。特別企画を含め、絵画と書写の両部門に1万4275点の応募があり、1778点の入賞・入選が決まった。応募総数は2016年に次いで過去2番目に多かった。
特別賞のうち第1席の県知事賞に、絵画は鳴門教育大付属小1年の糸田川裕雅君(7)=鳴門市撫養町斎田=、書写は美馬中1年の逢坂羽瑠菜さん(13)=美馬市美馬町北東原=が選ばれた。
県美術家協会の会員ら12人が審査。入賞・入選の内訳は絵画(応募3215点)、書写(4754点)とも特別賞6点、特選12点、準特選18点。優秀賞は絵画184点、書写142点。入選は絵画278点、書写330点。佳作は絵画275点、書写457点だった。
特別企画として今夏、県立近代美術館で開かれた「愛されて40年『100万回生きたねこ』佐野洋子の世界展」にちなみ、「動物」をテーマにした作品展の審査もあった。絵画1476点、書写4830点の中から特別賞各9点を含め、絵画から269点、書写から503点の入賞・入選を選んだ。佳作は絵画229点、書写463点だった。
入賞・入選作品は10月12~16日、徳島市のあわぎんホールで展示。11月3、4両日は阿南市羽ノ浦町の市情報文化センター「コスモホール」で、同23~25日は阿波市市場町の市交流防災拠点施設「アエルワ」で巡回展が開かれる。