熊本地震の被災者支援のための募金に協力する通行人=徳島駅前

熊本地震の被災者支援のための募金に協力する通行人=徳島駅前

 熊本地震の被災者支援に向け、徳島県と県内のNPO法人が21日、徳島駅前で募金活動をした。集まった寄付金は、県内への被災者受け入れに活用する「県大規模災害被災者等支援基金」に積み立てる。

 県職員やNPO法人のとくしま県民活動プラザとエコみらいとくしまの会員計14人が参加。通勤客や通学生らに「熊本地震の被災者支援のために募金をお願いします」と協力を呼び掛けた。約1時間半で10万9248円が集まった。

 県は基金を活用し、県内に避難した被災者に当面の生活資金として1世帯当たり30万円(単身世帯は15万円)を支給。被災者との交流などに取り組む団体には対象経費の2分の1(上限50万円)を補助する。

 18日の制度創設以降、「基金を活用し支援を行いたい」との相談が県に数件寄せられている。同日時点の基金残高は200万円。基金をさらに積み増すため、県は今後も募金活動を行う。