子どもたちに絵本を読み聞かせるにじの会の会員=藍住町立図書館

 藍住町立図書館で絵本の読み聞かせを27年間続けている「おはなし『にじの会』」が、子どもの読書意欲を高める優れた活動として認められ、2016年度の文部科学大臣表彰を受けることになった。23日に東京で表彰式がある。

 会は図書館開館と同じ1989年8月に結成された。「子どもが絵本に親しむ機会を提供したい」という図書館の呼び掛けで、地元で働く女性や主婦ら20人が集まった。毎週日曜午後2時から、会員3人が絵本や紙芝居を2作ずつ読み聞かせており、これまでに延べ約1万作を紹介した。

 図書館以外でも、町内の小学校や幼稚園、イベントに出向いて読み聞かせ会を開いたり、地元の言い伝えを題材にした「勝瑞城ものがたり」などの紙芝居を制作したりと精力的に活動している。

 天羽生(あもう)鈴子(れいこ)会長(62)=同町矢上、会社員=は「地道な活動が認められてうれしい。読書の大切さを多くの子どもに伝えられるように今後も活動に励みたい」と喜んでいる。

 県内ではにじの会のほか、上板町の松島小学校、阿南市の椿町中学校、小松島市の県立ひのみね支援学校、鳴門市立図書館も文科大臣表彰に選ばれた。全国では、141校、48図書館、58団体が表彰される。