海に入るみこし=美波町の由岐漁港

 美波町西由岐の西由岐八幡神社の秋祭りが16日、由岐漁港周辺であり、みこしが豪快に海に入る伝統の神事を見ようと、大勢の見物客が訪れた。

 赤鬼、青鬼に扮(ふん)した氏子や地元の小中学生らが先導する中、白装束姿の若者20人がみこしを担いで地区を練り歩いた。

 担ぎ手は「ちょうさ、ちょうさ」と掛け声を上げながら、漁港の岸壁から海に入った。しぶきを上げながらみこしを揺らして大漁を祈願すると、写真愛好家らが盛んにシャッターを切った。

 秋祭りは14日から3日間あり、県無形民俗文化財「西由岐のうちわ踊り」の奉納などがあった。