藤村友也選手

 卓球の第52回全日本社会人選手権は16日、鳴門アミノバリューホールで男女ダブルスの準決勝、決勝と男女シングルスの2~5回戦があった。男子ダブルスでは藤村友也(和歌山・日鉄住金物流、和田島小―岐阜・長森中―愛工大名電高―愛工大出)・松下海輝(和歌山・日鉄住金物流)組が初優勝した。女子は森美紗樹・平野容子(愛知・豊田自動織機)組が頂点に立った。

 恩師らから祝福

 藤村は連戦の疲れから、決勝で思うように体が動かなかった。2セットを連取されたが、3セットを奪い返し「気持ちで乗り切った」。3位だった昨年に続く、2度目の全日本社会人選手権で初の頂点を手繰り寄せた。

 会場の鳴門アミノバリューホールは藤村にとって、和田島小時代に何度も試合をした思い出の場所。「徳島で強くしてもらった」と振り返る。試合後は恩師らと談笑し「たくさんの人に祝福され、うれしかった」と笑顔がはじけた。