10月のイタリア公演に向け、練習に励む太鼓一家のメンバー=吉野川市川島町の市交流センター

 吉野川市のNPO法人「太鼓の楽校(がっこう)」のメンバーでつくる和太鼓集団・太鼓一家が、10月にイタリアで開かれる国際交流イベント「ジャパンウィーク・イタリア・トリノ」に出演する。迫力のある演奏を披露するほか、阿波踊りや書など日本の魅力を発信。メンバーは初の海外公演を前に「両国の友好を深めたい」と意気込んでいる。

 訪れるのは小中学生2人を含む男女7人。10月19日にイタリア・トリノのカステッロ広場であるオープニングフェスティバルで豪快に太鼓をたたき、開幕に花を添える。23日ごろまで舞台公演や学校訪問、芸術活動に取り組む障害者団体との交流を予定している。

 日本への関心を高めてもらおうと、藍染や竹和紙を加工した衣装を着用。演奏に加え、阿波踊りを踊ったり、メンバーの書道家吉野美苑さん(55)=同市鴨島町西麻植=が書道パフォーマンスをしたりしてPRする。

 昨年11月にイベント主催者の一つの公益財団法人・国際親善協会(東京)から出演依頼があった。リーダーの中野智佳子さん(20)=徳島市末広5、会社員=は「徳島や日本の魅力をイタリアの皆さんに伝えたい」と笑顔で話した。

 ジャパンウィークは1986年に始まり、欧州や米国を中心に開いている。今回、日本側の参加者は千人を予定しているという。

 中西渉理事長(59)=吉野川市鴨島町知恵島=は「海外の舞台は太鼓一家にとって貴重な経験。勇壮な演奏で楽しませたい」と力を込める。