「第九」交響曲の第4楽章を合唱し、被災地へエールを送る参加者=鳴門市文化会館

 地震で被災した熊本県にエールを送ろうと、認定NPO法人鳴門「第九」を歌う会の会員らが練習日の27日夜、鳴門市文化会館でベートーベン「第九」交響曲の第4楽章を合唱し、メンバーらから義援金を集めた。

 会員や、市内外の子どもでつくる合唱団「うたの広場NKB」の団員ら約120人が参加した。谷重幸副市長が「復興まで、私たちの支援が必要だ」と話し、全員で高らかに歓喜の歌を歌った。

 この日の様子は動画撮影され、発起人の井津元梨花さん(16)=徳島市北田宮2、城北高2年=が「熊本の皆さんに喜びがくるのを願っています」とカメラに語り掛けると、全員が「頑張ってください」と唱和した。

 撮影した動画は近く動画サイトに投稿し、義援金は鳴門市を通じて被災地に届ける。
 合唱は、報道で被災地の様子を知った井津元さんが「何かしたい」と思い立ち、知人の鳴門市大麻町市場の生花業梶達矢さん(43)に相談。梶さんが「第九」を通じて励まそうと企画した。

 参加した谷正博さん(69)=同市撫養町大桑島=は「被災者が一日も早く笑顔になってほしいと思って歌った」と話した。