参拝客らが見守る中、的に向かって次々と矢を放つ射手=鳴門市の大麻比古神社

 弓矢で的を射て1年間の豊作や厄よけを祈願する「百々手式(ももてしき)」が29日、鳴門市の大麻比古神社であった。

 鎌倉時代から続く弓馬術礼法を継承する小笠原教場(神奈川県)の門下生15人が、男性は直垂(ひたたれ)、女性は水干(すいかん)と呼ばれる衣装をまとって境内に登場。5人ずつ3組に分かれ、約30メートル離れた直径1メートルの的を狙った。矢が次々と的に当たると、参拝客から「すごい」などと声が上がった。

 藍住町の会社員板東宏明さん(45)は「張り詰めた雰囲気の中で見せる独特の作法は見応えがあった」と話していた。

 百々手式は1997年から毎年行われている。