徳島県内待機児童数

 認可保育所や認定こども園への入所を希望しても入れない「待機児童」が、徳島県内では4月1日時点で、徳島、吉野川、藍住など8市町の240人に上ることが徳島新聞が県内全24市町村に行った調査で分かった。5年間で2倍以上になっており、共働き世帯の増加を背景に0~2歳児の入所希望者が増えているようだ。保育士不足などから受け入れ態勢が追いついておらず、深刻化している実態が浮き彫りになった。

 市町村別では、徳島市141人、小松島市4人、吉野川市15人、阿波市2人、美馬市9人、石井町8人、北島町33人、藍住町28人。他の16市町村は0人だった。2011年4月1日時点では、徳島、小松島、吉野川、石井4市町の114人。藍住、北島両町は0人で急増ぶりが目立つ。

 増加している要因について徳島市は「0~1歳児で増えている」と説明。藍住町は「子どもの数は変わっていないが、求職中の人からの入所希望の申請が増えている」と分析した。美馬市は全員が0歳児で、女性の就労意欲の高まりから低年齢児からの保育ニーズが高まっているとみられる。

 現状について、各市町は「公立では(ハード面から)施設の定員を増やすことができず、私立では保育士が不足している」(徳島市)「保育士が確保できない」(美馬市、北島町)などとし、苦悩している様子がうかがえた。

 今後の対策では、徳島市が「認可保育所の整備による定員拡大」、藍住、北島両町が「認可保育所の新設」を挙げ、定員増に努める考えを示した。

 4月1日時点の24市町村の入所児童数は合計1万5520人。少子化で近年子どもの数は減少しているものの、保育ニーズの高まりで5年前と比べると計1541人増えている。市町村別では、徳島や吉野川、藍住、北島など18市町村が増加しており、保育環境の充実が各自治体で大きな課題となっている。