ファミサポ利用者の子どもを預かる支援者。4月から生活困窮家庭向けの助成が始まっている=徳島市内

 市民や企業から集めた寄付金でNPO法人などの活動を支援している「ハートフルゆめ基金とくしま」は、有償で子育てを手助けするファミリーサポートセンター(ファミサポ)を利用できない生活困窮家庭向けの基金を設立した。1時間当たり700円の利用料のうち500円を助成する。ファミサポ利用の補助制度ができるのは県内で初めて。4月から運用を始めている。

 ファミサポは、子どもの一時預かりや保育園の送り迎えなどの育児支援を利用したい人と支援できる人をセンターが仲介し、利用者が支援者に規定の対価を支払う仕組み。

 県内のファミサポ13組織のうち7組織を自治体から受託運営している県勤労者福祉ネットワークによると、経済的な理由から利用をあきらめる人が少なくないという。そこでネットワークが運営に携わっているゆめ基金が助成制度を設けることになった。

 各ファミサポの所長が利用希望者と面談をして生活状況を聞き取り、助成の可否を判断する。所得証明書などの提出は必要ない。上限は1人年30時間。

 ゆめ基金は昨年10月からファミサポ助成用の寄付を募り、5月2日時点の基金は32万7千円。ネットワークの元川仁専務理事は「ファミサポを利用したくてもできない人たちをサポートする体制をつくりたい」として、引き続き寄付を呼び掛けている。問い合わせはゆめ基金<電088(678)2130>。