全国の高校生や専門学校生らが技能を競う「第13回若年者ものづくり競技大会」(中央職業能力開発協会主催)のITネットワークシステム管理部門で、徳島県板野町出身の漆原綾華さん(19)=香川県丸亀市、四国職業能力開発大学校電子情報技術科2年=が最優秀の金賞に選ばれた。
大会は20歳以下が対象。15部門あり、ITネットワークシステム管理部門はネットワークやサーバーなどを構築する技能を競う。
大会は8月に金沢市で開かれ、19人が当日発表された課題の機器の設定などに取り組んだ。漆原さんは、100点満点中80点以上の高得点で2位以下を引き離した。
城ノ内高校を卒業後、興味があったパソコンや電子情報について学ぼうと同校に進んだ漆原さん。「落ち着いて力を発揮でき、つまずかなかったのが良かった。将来はエンジニアとして活躍したい」と話した。
大会では、漆原さんのほかに、製作したロボットでボールを運ぶロボットソフト組み込み部門(参加25チーム)で、牟岐町出身の岡本由宇斗さん(20)=丸亀市、四国職業能力開発大学校電子情報技術科2年=が所属する2人組が銀賞を獲得した。