アジア選手権優勝を伝える新聞に目を通しながら五輪代表決定を喜ぶ県バドミントン協会の西野会長(右)ら=徳島中学校体育館

 藍住町出身の松友美佐紀選手(24)がバドミントン女子ダブルスでリオデジャネイロ五輪に出場することが決まった5日、吉報を待ちわびた県内の関係者は口々にエールを送った。

 藍住町の自宅で出場決定の一報を聞いた父伸二さん(53)は「とうとう夢の舞台にたどり着いた」と感無量の様子。「中学3年の時、全国中学校大会で優勝し、インタビューに五輪で活躍したいと答えていた場面を思い出した。けがなど苦しい時もあったのに本当によく頑張った」と振り返り「本番も、けがに注意して力を出し切ってくれたら」と語った。

 小学校時代から活躍を見守ってきた県バドミントン協会の西野昌明会長(81)も「競技に長年関わってきてこんなにうれしいことはない」。1日のアジア選手権優勝を伝える新聞に目を通し「徳島の選手たちにとっても大変な励みになる」と笑顔を見せた。

 徳島中学校から聖ウルスラ学院英智高校(宮城県)と、同じ進路を歩んだ関西学院大2年吉岡和真さん(19)は「本当に尊敬できる先輩。金メダルのチャンスも十分あると思う」と期待した。
 
 松友選手が幼少期に所属した藍住町のクラブ「藍住エンジェル」監督の藤本伸さん(55)=藍住町勝瑞、同町職員=は「ここから巣立った選手が五輪に出場するのは自分のことのようにうれしい」と喜ぶ。世界のトップ選手になった現在でも帰省するとクラブの練習に顔を出す。「徳島の子どもたちの憧れ。最高の舞台で輝く姿を見せてほしい」

 藍住エンジェルと徳島中でチームメートだった同級生の青見愛梨さん(24)=山口県宇部市、主婦=は中学3年の全国中学校体育大会で一緒に念願の団体優勝を果たしたことを思い返し「主将としてチームを引っ張ってくれた。ここ一番の大舞台でも実力を発揮できるのが強み。夢だった五輪でも必ずやってくれるはず」とエールを送った。