小松島市総合グラウンドの再整備事業で取り壊される可能性が出ている金長大明神=同市中田町脇谷

 小松島市が再整備を計画している日峯大神子広域公園(同市中田町脇谷)の施設整備方針を検討していた有識者会議は19日、公園内の金長大明神(金長神社)の保存方法を議論する場の設置などを求めた提言書を浜田保徳市長に提出した。

 提言では、所有者が不明な神社の権利関係を調査して法的制約などを明らかにした後、官民で検討する会議を設置するよう求めた。

 公園が県指定の土砂災害警戒区域に含まれているため、災害時の影響についても意見をまとめている。

 有識者会議の武中勢一副会長ら8人が市役所で浜田市長と面会。武中副会長が「神社は観光資源になるという意見が多い。南海トラフ巨大地震に備え、防災公園にして地域を守るとした点も踏まえて取り組んでほしい」と求めた。浜田市長は「委員や市民の声を聞き、整備を進めたい」と述べた。

 市は提言に基づき、12月をめどに整備方針をまとめる。