阿波市市場町の八幡小6年竹中茅由さん(12)が、けん玉のプロ選手になった。台湾のけん玉メーカーが、各地の大会で活躍している竹中さんのスポンサーに名乗りを上げて契約した。メーカーが結成したプロチームの一員になった竹中さんは当面、けん玉の技を決めている動画をインターネット上に投稿する活動を行う。
きっかけは写真共有アプリの「インスタグラム」。母親の礼子さん(42)が茅由さんの動画を投稿していたところ、昨年12月に台湾のけん玉メーカー「yumu KENDAMA」から「けん玉をプレゼントしたい」と、日本語でダイレクトメッセージが届いた。
今年7月、同社の日本人プロチーム「YUMUKENDAMA JAPAN」への参加を打診され、快諾した。現在の所属選手は5人で、茅由さんは最年少。金銭面での支援はなく、同社のけん玉が毎月2個送られる。
同社のけん玉は一般的なものに比べて玉の穴や左右の受け皿が大きく、茅由さんは「技を決めやすい」と気に入っている。
「全日本少年少女けん玉道選手権四国地区予選」女子の部を3連覇し、8月の全国大会で初のベスト8に入るなど活躍している茅由さんは「みんなが応援してくれてうれしい。広島県で毎年開かれるけん玉ワールドカップで上位入賞を目指したい」と意欲を見せている。