愛らしく咲いたヒメシャガ=神山町上分の岳人の森

 神山町上分の植物園「岳人の森」で、環境省レッドリストの準絶滅危惧種に指定されているヒメシャガが見頃を迎えた。アヤメを一回り小さくした青紫の花が約3千平方メートルにわたって斜面を覆っている。今は五分咲きから七分咲き程度で、20日すぎまで楽しめる。

 ヒメシャガはアヤメ科で、山林の岩場や急斜面に育ち、2センチほどの花を咲かせる。岳人の森では1977年ごろに数十株から育て始め、現在では数万株に増えた。四国や関西から観光で訪れる人も増え、今年は新しく群生地周辺に遊歩道(延長約50メートル)を設けた。

 植物園を営む山田勲さん(66)は「花一つ一つの愛らしさと、斜面に広がる壮観な景色を楽しんで」と話している。